ハワイ不動産の相続まとめ

Women_Meetingハワイ(アメリカ)の不動産相続に関して、まずは日米の税務専門家に相談いただくことをおすすめします。
日本では遺言書による相続しか選択肢がないのに対し、アメリカの場合、トラスト信託を作成し、遺族などに遺産を残す手段があります。その他にも Transfer on Death Deed と呼ばれる文書を作成することによって、プロベートを回避することができます。

目次

  • プロベートとは
  • プロベートを回避する
  • トラストを作成する
  • Transfer on Death Deed を作成する

プロベートとは

所有する海外資産の概要をまとめ、財産目録を作成します。 そして将来相続が発生した際に何が問題になるかを整理しておきます。 財産が把握できたら、国際相続の相続手続きにおいて、プロベート(検認裁判)と呼ばれる裁判手続きが行われます。任命される執行人が、相続人が誰なのかを確認し、税の支払い、罪債務の返済などを行った上で、残った財産を相続人に受け渡す作業を含みますが、裁判所のスケジュールに基づいて実施されるため時間がかかります。またプライベートに立ち会う弁護士とも雇用するため費用もかかります。プロベート期間中は財産を自由に利用・処分できない場合があります。さらにはプライバシーが確保できないなど多くのデメリットがあるためプロベートはできれば避けるべきです。

プロベートを回避する

Meetingそもそも贈与税がかからないように持ち分に見合う金額を出資し、夫婦合有所有権(Tenants by the Entirety)や合有所有権(Joint Tenancy)で購入することで相続自体を発生させないようにすることができます。既に所有している物件の名義変更をする場合には贈与税や譲渡所得税にご注意ください。相続が発生する場合に備えて「トラスト」や「Transfer on Death Deed」を作成して準備するのも効果的です。

トラストを作成する

アメリカのトラストとは、生前にトラスト文書を作成することにより所有財産をトラストの中に入れ、トラストを、任命された管財人(トラスティー)が管理するものです。トラストに入れる財産はアメリカで所有する財産のみに該当するため日本において所有する財産をトラストに入れる事はできません。トラストの主な特徴としてはその文章作成することにより、裁判所のプロベートを回避することができトラストの指示に従い、遺産を速やかに遺族に分配できることです。

トラストを作成するメリット
  1. プロベートを回避することで、裁判所のスケジュールに合わせる必要がなく時間が節約できます。プロベートに立ち会う弁護士を雇用するう費用も節約ができます
  2. 指示通りに速やかに財産を分配することができる
  3. トラストは遺言書と異なり、と裁判所に提出しないためその内容は公にされる事はありませんので遺産内容等のプライバシーが守られます。一方、遺言書は裁判所に届けられ公にされるため近隣住民にまで遺言書の内容見られる可能性があります
  4. 連邦遺産税の免除を受けることが可能になる。 アメリカ移住者のご夫婦の場合、約1100万ドルまの資産額まで連邦の遺産税の免除が適用されます。詳しくは信頼できる米国公認会計士へご相談ください。

トラストは生前修正することが可能です。財産の配分や管財人等を変更することができます。万が一、植物状態になった場合の代理人の指定等を含む決断を前もって指定することができます。さらには生命維持装置を外す決断もトラストに含むことができます。

Transfer on Death Deedを作成する

トラストを作成する以外にもTransfer on Death Deed (TOD)を作成することによって、プロベートを回避することができます。TODは所有者が亡くなった後、指定する受取人にプロベートなしで譲渡することを可能にする文書で、以下の特徴があります

  1. 不動産所有者がなくなった時点で、所有権が受取人に移転する
  2. TODは登記する必要がある
  3. TODを撤回することができる。

TODはトラストよりも簡単に作成することができますのでアメリカに不動産しか資産を所有していない非居住者の方にオススメです。

まとめ

ハワイ不動産の相続は購入時同様に目的やシチュエーションに合わせて方法が変わります。生前、早めに遺産計画にと組むことが好ましいでしょう。将来にも安心してハワイ不動産をご購入いただけるように準備が大切です。
書類を作成する米国弁護士や公認会計士がお決まりでない方には信頼できる専門家を紹介できます。お気軽にお問い合わせください。

 

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